肺動脈絞扼術 までその①(はじめての NICU)

2022年3月6日

左心低形成症候群のゆうた君は生まれてすぐ NICU に入院しました。これからNICUに入院する赤ちゃんのパパママへ向けて、帝王切開後のママへ向けて情報発信します。

目次

・ICU(集中治療室)のお部屋ってどんなところ?
・ゆうた君とはじめて対面

・ゆうた君の主治医は何科?
この記事では、3つのテーマについてお話ししますね😊

ICU(集中治療室)のお部屋ってどんなところ?

ICUとは管理室(強)

ゆうた君は前の記事でもお話しした通り、福岡市立こども病院に入院しています。生まれてすぐNICUに入院しました

福岡市立こども病院には3階フロアにNICUGICUPICUHCUという名前の集中治療室のお部屋があります。

NICU】新生児集中治療室(生まれたばかりの赤ちゃんたちが治療を受けるところです。)
【GICU】新生児回復治療室(NICUで状態が安定した後GICUで治療を受けます。赤ちゃんの体調が良ければ  ママがミルクをあげたり看護師さんと一緒に沐浴もできます。)
【PICU】小児集中治療室(手術後の子ども達が治療を受けるところです。面会時間が短いです。)
【HCU】高度治療室(PICUで治療を受け、状態がある程度安定した子ども達が治療を受けるところです。)
※その他にMFICU(母体胎児集中治療室)もありますが、基本的に使われていない模様です。
※お部屋(治療室)のリスクに合わせて看護師さんが人数も違います。

それぞれのお部屋へ入る際にはお熱をはかり、チェックシートに記入し、手を洗ってアルコール消毒が必要になります。赤ちゃんに菌がうつり感染したら大変ですもんね😤現在はコロナ渦なので直接会えなかったり面会時間が短く設定されていたりと、コロナの流行具合によってルールを変えていらっしゃいます。

また、現在はさらに厳しくなっている事になるでしょう。

コロナのような感染症が莫大に広がる時期は、一般病棟に移るまでの間は会うのも厳しいかもしれません。病院判断なので断言は出来ませんが。。😢


詳しくは、福岡市立こども病院のホームページより面会制限内容が確認できるかと思いますので、そちらを見られてくださいね。↓↓
http://www.fcho.jp/childhp/announce_detail.php?id=480

本当にキツイ期間だと思います。

でも、万が一を考えて耐えましょう。ここが踏ん張り時です!

ゆうた君とはじめてご対面

私たちは、コロナ感染症の広がる前の時期だったので会うことが出来ました。

NICU でようやくゆうた君と初対面!

何て可愛い、がパパの気持ちです。写真見て!皆さん、サルじゃないでしょ!むしろ男前ww

2144gという事もあり、凄く小さくて驚きました😖

ゆうた君が入院したNICUには多くの赤ちゃんが入院していて、一人ひとり保育器にねんねしていました。


皆にSpo2(血中酸素飽和度)脈拍を測る機械がついています。

Spo2や脈拍に異常が出ると、中央の画面が点滅し、ピコンピコンと音(アラーム)が鳴ります。そのため、何度も入院している赤ちゃんのアラーム音がなっている状態です。親としては鳴ってるけど大丈夫なの😖?と不安になりますが先生や看護師さんは慣れたご様子です。😎

ゆうた君にはそれと合わせて酸素を鼻に送るチューブと、胃に直接ミルクを送るチューブ(経管栄養の管)がついていました。

また、親が我慢しないといけないことですが、抱っこやおっぱいなどできないことがあります
我が家は抱看護師さんにチューブを気にしていただきながら、だっこできました。しかし、おっぱいを吸ったり、ミルクを口から飲んだりするのは体力を使うのでダメでした。先ほど書き込んだ胃に直接ミルクを送るチューブから看護師さんが1回あたり5~20ccくらいあげていました。

入院せず、口からミルクを自分で飲める元気な赤ちゃんは生後10ccくらい飲めていて1週間くらいで60ccくらいにまで量が増え、ぷくぷく大きくなっていきますよね🤱。ですが、心疾患があり手術を控える赤ちゃんは水分制限があるので主治医の指示でミルクは凄く少しずつ増やしていきます

◎その他、会う時間は制限されています。朝9時から夜21時までです。(現在は制限きつくなっているかもです。)

そして、会っている間は・・・

アラーム音とかが「ぴ~ぴ~ぴ~!」

最初は恐いのですが気にしないで大丈夫です。

写真を撮ったり、話しかけてあげる事をお勧めします。

そして、何よりキツかったことは

赤ちゃん」ということです。

皆さん、泣いて赤くなるのが(赤ちゃん)でしょ!

前回からの記事でわかるように血流がうまく流れないのが、この障がいです。

しかも水分制限でミルクの量が少なくて、お腹がすいて泣いてしまいます。😢
なので、「泣かせない」ように眠たくなる薬を使って体調を調整していきます。
生まれたばかりなのにお腹がすいても眠って我慢して、、ゆうた君は本当にえらかったなあ😢

とにかく、寝かせながら安定させ手術に合わせて体を作っていきます。

ゆうた君の主治医は何科?

ママは産後、個室のお部屋へ移動になりました。

ママが目を覚ましたのが午前中だったと思います。パパもお部屋にやってきました。

その後ぞろぞろと先生方がいらっしゃってベット周りが先生だらけに😵産婦人科、麻酔科、新生児科、小児循環器科、心臓血管外科、小児形成外科の先生がそれぞれからご紹介を受けました。

まずは産婦人科麻酔科より出産時の事ご説明。すみません。もうろうとしてあまり覚えてません。

そして、それぞれからご紹介
新生児科NICUでのゆうた君の状態を管理する方
小児循環器科ゆうた君の体全体を管理してくれる方
心臓血管外科心臓の手術をしてくれる心臓スペシャリストな方

ゆうた君の主治医はいったい誰なんだろう🤔?

誰に聞いたら正解なんだろう🤔?と感じていました。

正解は小児循環器科の先生です。

今後退院しても月に一度は小児循環器科に受診して診てもらう事になります。
※心臓の手術の内容については実際に手術してくださる心臓血管外科の先生に聞かれた方がいいですね。

あと、実は、ママが寝ている時に産婦人科小児形成外科の先生も来ています。パパだけしっかり聞きました。

内容は、(頭頂部の)頭皮の皮膚欠損のことでした。

産婦人科の先生は出産時にゆうた君の頭頂部に傷をつけてしまったかもしれないと謝罪されていましたが、小児形成外科の先生は、欠損範囲が広いので、傷ではなく皮膚自体が生まれつき欠損していた可能性が高いとおっしゃっていました。
この頭皮の先天性皮膚欠損については別の記事で病気紹介させていただきますね☺️
‥なので、ゆうた君の皮膚欠損については小児形成外科が主治医になります。

本当に、たくさんの先生方が頑張っていただき

たくさんの先生方が説明しに来てくださいました。そしてこれからもお世話になります。🙇‍♀️

パパの独り言

無事に終わるのが何よりよりでした。感謝しかないです。息子よママよ

「産まれてきてくれてありがとう」

そして、「産んでくれて、ありがとう」

本当に感謝しましたが、すぐ手術が控えているのもわかっているので安心はできませんでした。

同じ境遇のママパパへ

本当に、苦しい時期です。乗り越えていくしかない壁があり、とにかく1つずつ乗り越えてください。

また、記録は必ずとって下さい。ママパパが同じ方向に向かっていく努力をしてくれて

しっかり、歩んでいけば結果はどうであれ幸せに繋がっていくと思っています。

あとは、子どもの生命力に任せるしかありません。信じて突き進んでください。

うまくいくことを願っております。パパより