はじめての 出産前 にわかった現実と今後について悩む

2022年1月30日

ママが妊娠中、お腹の中の赤ちゃんに左心低形成症候群という病気が見つかりました。この記事では 出産前 のママパパの悩みや病院の転院のお話、両親や兄弟へ赤ちゃんの心臓病について話した時のことなどをお話しします。

目次

・出産前のパパママの悩みについて
・産婦人科から大学病院へ転院
・両親、兄弟へ赤ちゃんの心臓病について話しました

この記事は、悩んだ時間について書きました。

3つのテーマについてお話しします。

出産前のパパママの悩みについて

妊娠中は、
どんな子どもが生まれてくるのか?
子どもが産まれたらしっかり生活できるか?
お金はどのくらいかかるか?何をどうしたら?とても不安な時期です。

私たちはどうやってこの時期をすごしたか?

とにかく、夫婦で会話し話し合う。が全てだと思います。お互いに喧嘩だけは絶対に避けることを必ず約束して

なるべく落ち着いて話し合うと良いでしょう。

また、空いた時間は病気や障がいの事を凄く調べたくなります。そして、不安が大きくなります。

これは仕方がない行動ですが、睡眠不足など体調を崩すような事はない程度にしておいた方がよいです。

次に大切なお金について

私たちの最も心配した問題の一つ「お金」についてです。

答えは、あまり心配しなくて良い。が正解です。

それぞれの家庭で貯蓄額や収入など違うと思いますが、これについては

どの家庭も大丈夫なので安心して良いと思います。

どうして?大丈夫なの?ですが、日本の制度はしっかりと守ってくれる制度があるからです。

この件に関しては,

・出産後に子どもがどのような状態でどういう病名かを確定しなければ手続きができないもの
・子どもの状態内容が出産時と退院時に変わることもあるので断定するまでできない手続きのもの
2種類あるので、出来る手続きを事前に調べなければいけません。

とにかく、生まれなければ出来ない手続きさえしてしまえば「お金」については大丈夫と思ってて良いでしょう。

相談場所は病院内に相談室が設けられていますので聞いておくと良いでしょう。

ちなみに、私たちがした手続きについては、出産後のブログ記事に書いていきますのでそれを見てからでも大丈夫かと思います。質問内容が決まるかもしれません。心配の方は、そちらも読んでみて下さい。

産婦人科から大学病院へ転院

【一般産婦人科病院で

当時のことは今でもよく覚えています。

その日は産婦人科病院へ7カ月の定期健診へ行ったママから仕事中に連絡がありました。

「パパ、大切な話になるから両親で説明を聞いてほしいと先生がよんでるけど病院に来れる?」

いつもと違う心配そうな声なので、私は急いで病院に向かいました。

そこでの話の内容が・・・

先生より・・・

「エコー検査をしたところ、赤ちゃんの心臓の形が通常の形ではないので説明します。」

「詳しくはまだわかりませんが、通常4つの部屋に分かれている心臓の部屋が2つしか確認できません

「ですので、詳しく調べる為に大学病院を紹介いたします。」
※通常の産婦人科のエコーをする機械が、心臓の血流まできれいに映せない為

パパママの気持ちは・・・
(いやいや、何かの間違いがあり、うまくエコーに映らなかったんだろう。)

「先生、まだお腹のなかでうまく心臓が作られてないだけ?とか、今から少しずつ形が変わったりしないんですか?」

先生は・・・
「その可能性はきわめて低いかと思います。
胎児の心臓は妊娠6週頃には作られるので、これから作られる事は考えにくいです。
ですので当院では、はっきりとしたお答えができかねます。大学病院を紹介します。」

以上

そのまま帰宅途中の車内では、

「いやいや、何かの間違いで(問題なかった)オチがまっている気がするよ!^^」

そんな会話をしました。でも言葉にはしませんでしたが、本当は2人とも不安でいっぱいでした。

【大学病院で

3日後、2人で大学病院へ行ったところ・・・

先生より

「うーん、やっぱり4つの部屋が2つしか確認できませんね。生まれないとハッキリとした診断はできませんが、おそらく左心低形成症候群かと思います。」「また、以前は市民病院で手術は受け入れしてたんですが、地震の影響で先生方が転院中の為、現在は手術ができません。福岡のこども病院を紹介いたします。」

ここで、左心低形成症候群という言葉がでてきて現実になりました。

その日の夜は、信じたくなかった現実爆弾が直撃。2人で泣き崩れました。

落ち着いたら左心低形成症候群を検索。泣いては検索の繰り返し・・・

今、冷静になって思えばですが、妊娠中に心臓の異常を発見してくださって産婦人科の先生には大変感謝しています。

妊娠中に心臓の病気が分かっていなかったら、ゆうたくんは産後どうなっていたでしょう😢
この世にいただろうか。。。ぞっとします。

ちなみに、侑汰くんは出産後1週間で1回目の手術を受けています。

最初の産婦人科で見つかっていなかったら、
・条件①出産後1週間以内に入院でき、なおかつ手術枠が空いている。
・条件②左心低形成症候群の手術に対応できる事が出来る。
そんな①と②をクリアできる病院をその日に探さなければいけなくなり、大変な事になっていたでしょう。
いや、出産後にすぐ子どもをエコーするかな?🤔体調が急変してからの対応かな?🤔

まず、間に合わなかったと今では思います。

出産前の方は、エコーの際に聞いてみるのも良いでしょう。心臓や内臓に異常がないか?できる範囲内で大丈夫です。

最近では妊娠中に心臓の異常が見つかりやすくなっているようです😊
と、日本心臓財団さんがおっしゃっているわけだし間違いないでしょう👍
※日本心臓財団さんのサイトです。↓↓
https://www.jhf.or.jp/check/child/hakken/

両親、兄弟へ赤ちゃんの心臓病について話しました

安定期(妊娠8か月ころ)にパパママのそれぞれの両親、兄弟へお腹の中の赤ちゃんに心臓の病気がある事、出産後に約4回ほど手術が必要になる事を話しに行きました。

反応はそれぞれです。

ママの父は、私たちを安心させようと心臓病の事について語っていました。
ママの母は、まさか自分の家族に、、と言葉に困っているように感じました。

確かに私達パパママも、
まさか我が子が心臓の病気をもって生まれてくるとは予想もしていなかったので、同感でした。

心臓病。身体障がい。それぞれ、どこか他人事のように感じて今まで過ごしていたのかもしれません。

パパの母は診断内容を受け入れられない様子でした。ですよね!だって、信じたくないし受け入れたくないもん。

しかし、このお腹の子を思ってくれる人がいるのだと思うと、パパママも少しほっとした気がします。😢

病気のない元気な子を育てるのも勿論ですが、
心疾患の子を育てるのは、より色んな人の支えが必要だと思います。それを感じた最初の出来事でした。

次の記事は福岡のこども病院へ転院、入院生活、パパママそれぞれの育休取得についてお話しします。
その②<出産でこども病院へ入院>に続く。。

ー楽しみ出産?苦しみ出産?ー(答えのない時間と恐怖) – 侑汰とママパパ頑張り奮闘記! (yu-tanblog.com)

パパの独り言

上記のような現在進行形の皆さんへ

パパがやってほしい事は・・・何よりも、夫婦でたくさん話をしたほうが良いと思います。

一緒にたくさん泣いて、たくさん話して、一緒に不安になる。

私はこの時間が今から乗り越えていく家族の問題を良い方向へと導くための大切な時間だと思います。

また問題というのは、解決できるものではないかもしれません。しかし、どちらにせよ
必ず親として、または家族としての成長する栄養分になると信じています。お互いに頑張りましょう!

また、なるべく早めに相談がしやすい相手や子育てを手伝ってくれる方を探しておいた方が良いかと思います。

パパは、沖縄出身なので祖母の助けがない状態だったので、ママの方(義理の父母)にフォローいただきました。

本当に大変だったのは確実に記憶に残っています。見ているパパママの幸を切に願っております。